📕日記

2021-09-05 21:24:00

- 万葉仮名

万葉集というのは、そのまま読むと意外とすらすら読めてしまうものなのです。訳すのには旧仮名遣いなどの慣れが必要なようです。その昔、都人は「曲水の宴」といって遣水に盃を浮かべ、その盃が自分の前に流れ着く前に御歌を詠み、グイっと一杯する雅な宴で遊んでいたらしいのですが、所詮、自然な川(遣水)の流れ、ゆっくりの時もあれば早い時もあったのは容易に想像できます。

「うぉ~やべ、今日めっちゃ流れ早えー」と内心思いながらも、ホッホッホッと平静を装って和歌を嗜んでいたのでしょう。出来上がった和歌は曲がりくねった解読するのに一苦労しそうな筆跡。「安」が「あ」に、「以」が「い」にすり替わったのは1000年以上前の珍事。

おそらく書いたわいいが読めねーってこともあったかもしれないしなかったかもしれません。あったでしょう。
そこで、当時はまだ文字を扱う人というのはほんの一握りだった時代、画数の多い漢字が毎回同じような形に崩れることに気が付いた都人達はあるルールを決めて平仮名編修に取り組んだのだと思います。「安」は「あ」にしましょう。いたしましょ、いたしましょ。成り立ちは単純だったと思います。

昭和30年代、「漢字」発祥の地、中国では簡化字が公布されました。識字率が低かったための国の政策のようですが、日本では御歌遊びの最中に、てんぱった歌詠みゲーマーたちが編み出した究極の必殺技「ひらがな」。これも、戦禍が絶えない大陸からの渡来人が、穏やかな土地で戦の心配もするでなくのんびりと過ごせた日本ならではのようだと当時に思いを馳せてみました。

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京都アーユルヴェーダ
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